南アフリカの基礎情報

南アフリカの基礎情報

南アフリカ共和国はアフリカ大陸の最南端に位置する、面積約122万(日本の3.2倍)、推定人口約4900万人(2008年中期・統計局)の国です。 インド洋と大西洋に挟まれたこの国は、さまざま地形が混在して豊かな自然を形作り、動植物の宝庫となっています。 気候も多様ですが、全体としては比較的温暖で、晴天の日が多いことから「太陽の国」と呼ばれることもあります。


当初はオランダの植民地でしたが、19世紀にイギリスに譲渡されたのち、1910年に白人を主体とした「南アフリカ連邦」として独立します。 独立後、人種差別法が次々に制定されて行きますが、悪名高きアパルトヘイト(人種隔離政策)が本格化するのは、第二次世界大戦後のことです。 1961年には、現在の「南アフリカ共和国」となりますが、白人支配は変わらず、人種差別に対する国際的な非難の中で孤立化の道を進んで行きます。


国際的な経済制裁や反体制運動の高まりにより、ようやく1991年、アパルトヘイト関連法が廃止されます。 1994年には、初めて全人種が参加した総選挙が行われ、反体制運動の闘士ネルソン・マンデラを大統領とする政権が誕生します。 複数政党制を基礎とする本格的な民主国家の成立です。


アフリカ最大の経済大国となり、近年、各分野で著しい発展を遂げている南アフリカですが、その一方で、エイズ問題はこの国に暗い影を落としています。 また、非白人層の貧困化も深刻で、異常に高い犯罪率への対処とともに、早急な対策が求められています。

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