BRICSとの比較

BRICSとの比較

ここ近年著しい成長を遂げ、アフリカ最大の経済大国となった南アフリカですが、先進国に近づいているという点で似た立場にあるのが、 ブラジル・ロシア・インド・中国の4カ国です(英語表記のそれぞれの頭文字を取って「BRICs(ブリックス)」と呼ばれています)。


BRICsの経済成長は、広大な国土と豊かな天然資源を持ち、人口大国であるという点に支えられています。それらが、世界の工場と巨大な消費圏をもたらしてくれるからです。 南アフリカをBRICsと比較した場合、確かに人口の点では見劣りしますが、近年、経済的な結びつきを強めている南部アフリカ地域との関係を含めて考えれば、BRICsと同程度に、今後の発展が期待される国と言えるでしょう。


統計的に見ると、BRICsの中でも中国とインドは経済成長が群を抜いており、 近い将来、アメリカ・中国・インドが世界経済のビッグ・スリーになるという予想も見られます。 ただし、一人当たりのGDPを比較すると、南アフリカはこの両国を大きく上回っていることが注目されます。 一人当たりのGDPが大きければ、国内消費の伸びもまた大きいことが期待できるからです。


ちなみに、近年では、BRICsの「s」を複数形のsではなく、South Africa(南アフリカ)のsと解して、南アフリカを含めた5カ国を「BRICS」と大文字で表すことも増えてきました。


なお、世界的な信用格付け機関スタンダード&プアーズ社による自国通貨建て格付で比較してみると、南アフリカは中国と概ね同等で、それ以外の3カ国よりも少し上と評価されています。

南アフリカの基礎知識 関連記事