南アフリカを理解するためのキーポイント

南アフリカを理解するためのキーポイント

鉱物資源大国

その昔、金とダイヤモンドに目を付けて、多くのイギリス人が海を渡って来ました。事実、金の生産量と埋蔵量は現在でも世界第1位です。


しかし、それ以外の鉱物資源も豊富で、特にレアメタル(希少金属)と呼ばれるプラチナ、マンガン、クロム等の生産量・埋蔵量は、世界の上位に位置します。 例えば、自動車の排ガス規制をクリアするには、触媒としてプラチナやパラジウムが不可欠ですが、この両者の推定埋蔵量は南アフリカが世界シェアの90%近くを占めています。

自動車輸出の拡大

近年注目されているのが自動車輸出の分野です。ダイムラー、BMW、あるいはトヨタ、日産といったドイツや日本の自動車会社が南アフリカに進出し、同地を輸出拠点として製造を開始したのです。 2000年以降、日本にもBMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスなどが輸出されていますし、自動車部品も輸出品目に占める割合を大きくしています。

国際都市と観光

代表的な国際都市としては、「南アフリカのマイアミ」とも呼ばれ、古くからの貿易港として栄え、現在では南アフリカを代表するコンベンション・シティとなっている、ダーバン。 また、金融・経済の中核都市、ヨハネスブルク。そして、高級リゾート地であり、周辺には観光の見所も数多い、ケープタウンなどが挙げられます。


観光では、クルーガー国立公園をはじめ、多くの国立公園や自然保護区があり、動物と大自然の豊かさに目を奪われます。また、ユネスコの世界遺産にも、文化遺産・自然遺産など8件が登録されています。

スポーツ

ワールドクラスの実力を誇っているのはラグビーです。アパルトヘイト実施中は国際大会への参加が禁止されていましたが、1994年の民主化後、国際大会に復帰。 第3回ワールドカップ(1995)で見事に優勝を飾りました。また、第6回大会(2007)でも優勝しており、最新(2009.11.9)の世界ランキングでも1位にランキングされています。


どちらかと言えば、ラグビーが白人のスポーツとされているのに対し、黒人のスポーツはサッカーです。 来年(2010)には、アフリカ初となるワールドカップ南アフリカ大会が予定されており、経済的・社会的な面でも大きなインパクトを持つと期待されています。 しかし、治安の問題もあって、無事に開催できるだろうか、という不安もささやかれています。 ちなみに、南アフリカチームが初めてワールドカップに登場したのは、日本と同じ、1998年のフランス大会でした(その時の監督は、のちに日本代表監督となるトルシエ氏です)。

南アフリカワイン

最近、日本でも愛好家が増えているのが、南アフリカワインです。特にケープタウンを中心とした南西部は、気温や降雨量などがブドウ栽培に適しており、良質のワインを作るワイナリーがこの地域に集まっています。

世界シェアに占める割合は、まだ4%ほどですが、ワインの本場フランスをはじめ広く世界で、その美味しさが認められてきています。

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